ブログメンティーの卒業エントリー
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はじめに
5月に転職して、ブログメンタリングのメンティー募集を見かけ、知り合いの @yoshitaku_jp さんと @mottox2 がブログメンタリングを受けたことを思い出し、興味をもって自分も応募しました。
そして、応募に当選して6月からはじめた @kakakakakku さんのブログメンタリングも7月末をもって卒業することにしました。
今回は、ブログメンタリングを受けた2か月間で得られたことと、2か月目で卒業した理由についてまとめます。
この記事を読む未来の自分、あるいは今後ブログメンタリングを受けようと考えている方々になにか参考になればと思います。
当初の目的
ブログメンタリングを受けようと思った大きな理由は2つありました。
1つ目は、今まではバックエンドエンジニアでしたが転職してからフロントエンドエンジニアになったため、あまり触れてこなかった領域の技術レベルを深化させること
もう1つは後から見返したとき、未来の自分が助かるようにいまできることを少しずつやること
といった理由でブログを書こうと思いました。
ブログメンタリングの応募に向けた経緯の詳細は以下の「ブログメンタリングのエントリポイント」に書かれていますので、気になる方は読んでいただけますと幸いです。
実際の活動
やりたいと思ったことを書き出す
ブログメンタリングを始める前に、ブログに書きたい内容の候補を出してみるよう、すすめられました。
メモとして残していた内容を見返したら、仕事で使う技術と個人で興味を持つ技術の両方に関して書いていたなと思いました。
実際に書き出したのは以下です。
- Electronを使ったデスクトップアプリを作る
- Electronのデバッグ環境を構築する
- React、Reduxのステート管理についてまとめる
- Next.jsでアプリを作ってデプロイする
- 名刺代わりのCLIアプリを作る
- denoが話題になっている理由について
- GCEにLaravelプロジェクトをデプロイしてみる
- CSSで「こうしたい時にどうすればいいのか」についてまとめる
- tailwindの使い方についてまとめる
- webアプリのレイアウト作成時に参考となるCSSのパターンをまとめたサイトを紹介する
- webpackの書き方とよく使うプラグインを紹介する
- 「DeepWork」を読み、自分が適切にこなせそうなやり方をまとめる
- 「エンジニアのための時間管理術」を読み、生活する上で取り入れたい点をまとめる
- 「ATOMIC DESIGN 〜堅牢で使いやすいUIを効率よく設計する」を読み、感想とプロダクトに取り入れたい点をまとめる
- 「メンタルヘルス・マネージメント」の勉強で分かったことをまとめる
- 一日のうち、複数回に分けてできる瞑想法をまとめる
- やりたいことはあるけど実装方法が分からない時、実装方法を見つけるまで私が試していること
- 転職して、新しいプロジェクトのソースコードを理解する上で試してきたこと
- 基本的なデータ構造について学んだことをまとめる
- 抽象化して考えるために試したことをまとめる
この中でブログの記事として書いたものは2つでした。
ブログメンタリングを受けているうちに、他にも書きたい内容が見つかり、そちらを優先して書きました。
なのでブログを書く前は書きたいことが少なくても問題ないと思います。
そして余談ですが、瞑想も間接的に関係するとのことでブログの対象としてOKをいただきました。
2か月で卒業にした理由
では、これだけ書きたい内容があるにもかかわらず先に卒業した理由は、未来の自分が助かるようにいまできることを少しずつやるという課題に対しての解に近いヒントが得られたからです。
いつそれが得られたかと言うと、以下の記事を公開したときでした。
@kakakakakku さんから記事のフィードバックをいただいた時、ふと未来の自分が助かるようにすることとして、必ずしも新しいなにかを習得する必要はないと感じました。
具体的には、
- すでに知っていた知識を更新して記録を残す
- 繰り返して何回も調べている内容を自分の言葉でまとめて残す
をするだけでも後々振り返ってみて困らないようになるだろうと思いました。
そう考えると、ブログを書くことに対する心理的ハードルが下がり、今よりも簡単に書ける方法が見つかりそうな気がしました。
そして、あまり触れてこなかった領域の技術レベルを深化させることに関しては、やったことがない技術分野の記事が書けるようになったのでこれからも徐々にやっていけば、自信がついて来ると思いました。
上記のことがありまして、これから先は自分で試行錯誤をしていく時期にさしかかってきたのだろうと判断しまして卒業することにしました。
今回のメンタリングで得られたこと
「書いてみるとどうにかなる」感覚
メンタリングを受けてから1記事目を書いているときは何からどうやって書けば良いのだろうと漠然と考えていました。
なんとか1記事目を公開してからは @kakakakakku さんのアドバイスを受けて、徐々に書き方の改善して2記事目、3記事目と回数を増やしていくことができました。
結果、2か月で10記事を書くことができた上、書きたい内容があったら(時間はかかっても)どうにか最後まで書けそうな感覚が得られました。
これは、記事を書いて公開する度に @kakakakakku さんや見ていただいた方からのポジティブな反応があってはじめて得られたことだと思います。
ブログを良くするための工夫点を教えてもらえる
ブログを書くための技術だけでなく、ブログを見てもらうための工夫点やどれだけ人に見てもらえたのかを定期的に確認することで自分が書いた記事をより多くの人に見てもらえるような方法も教えていただきました。
具体的には、
- OGPの設定
- はてなブログのブックマーク数
- PV数の確認
などなど、ブログメンタリングを受ける前は気にしなかったことを教えていただきました。
ブログメンタリングを受けなかったら、自分でキーワード検索すらしなかっただろうと思い、たいへん助かりました。
自分の書き方について知る
ブログメンタリングを受ける中で、自分では全然気にしなかった/気づいてなかったことについてフィードバックをいただくこともありました。
たとえば、記事を書くときにストーリー性をもたせるところがあったみたいです。
自分ではできるだけ相手に伝えやすいように文章の構成を考え、章立てを書き出し、各章ごとに書く文章を短くするつもりで書きましたが、結果的に記事の特徴として活かせられたことが分かりました。
ただその分、どうしても長文になりがちだったり、書いているうちにあれこれを考えてしまったりして、1記事をアウトプットするための時間がかかることのは今後の課題点でした。
振り返ってみると、記事を書く中で自分の思い入れも一緒に書き記したい感覚がまだどこかにあるのかもしれないと思いました。
そのため、今後は記事をワンポイントで短く書いていく練習が必要だと考え、書き方のバリエーションをいくつか持ちたいと考えました。
「誰のために書くのか?」が見えなかったら「未来の自分のため」に書く
5記事目あたりを書いていたところ、惰性で記事を書いているような感覚がありました。
気持ちと根性でどうにか書こうとするにも1か月目を堺にペースが急に落ちてしまいました。
記事を書いているうちに、どうしても「何人が見てくれたのかな」とか「書くことで、果たして自分へのメリットはあるだろうか」とかを考えてしまい、筆が止まることも多々ありました。
しかし、そこから抜け出すために以下のような考えを持って書いていると、徐々に心理的な負担や記事を書き始めるまでの気力の消耗が減っていくような感覚を覚えました。
- 少なくとも未来の自分は必ず1回、その記事見ることになる
- 調べて記事を書こうと思ったくらいだから、忘れた頃にどこかでもう一度調べ直すことになる
- そのときに自分で書いた記事を見返すと楽ではないかと思う
- 記事を書く前からやる気は降ってこない。書き始めるからどこかでやる気が湧いてくる
- ファイルを作って1行でも書き始めたら、頭の中のどこかでずっと気になるから時間を作ってでも書くことになる
- やる気が出なかったら、「ファイルを作るだけ作っておく」という気持ちになっても良いとする
まだまだブログを書き始めるためのハードルを下げる方法はいくつかあると思いますが、自分で実践していることの中で効果が出ているものはこの2つでした。
今後も色々試行錯誤をする中でいい方法があったら、書いて見ようと思います。
ちなみに、今回のブログメンタリングでは記事を書くためのやる気やモチベーションについてなるべく自分で解決しようとしましたが、素直に「やる気とモチベーションが湧きません」と自分から @kakakakakku さんに相談してアドバイスをいただいても良かったかもしれないなと思いました。
最後に
不定期的で、1記事を公開するまで3週間かかっていた時期のアウトプットを考えると、2か月で10記事を書いて見てけっこうなエネルギーを使った活動だなと思いました。
そして、ブログを書いていく中でメンタリングを受けていたメンティーの方々とも交流をして、くじけそうなときに助けていただいたこともあります。
6月からブログメンタリングのメンターとしてアドバイスしていただいた @kakakakakku さん、そしてメンティーの方々、ありがとうございます。
ブログメンタリングを受けようかと考えている方、これからアウトプットをしていこう考えている方がいましたら、ぜひこれを機に小さいことからアウトプットしてみましょう。
そうすると、あなたのアウトプットで助かる人も、助言をしてくれる人も現れて、さらにアウトプットしていく力がついてきます。
そして、最終的には未来の自分がどこか助かることにもなります。
自分も、きっとどこかで報われる自分がいると信じてこれからもアウトプットしていきたいと思っています。
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